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電波受信のためには思いこみや勘違いなどをしたままで行うのは
初心者にとってはかなりのダメージとなります
聞こえるものも聞こえないということになるからです
以下に挙げることを理解してより快適に受信を楽しんでください
◎本当は業務無線受信はテレビやFM放送のように簡単には受信できない
- 業務無線・盗聴波などの電波はテレビなどの放送電波の1/100以下という弱いもの
- アンテナはできる限り長めの伸縮式のものを使うこと、付属でついていたらそれでOKです
- 受信機付属のアンテナが短いゴムアンテナならば通常使用は止めてください
◎業務無線はテレビやFM放送と違いいつでも聞こえるものではない
- 必要のない時には沈黙している業務無線、
- 周波数や電波形式が合っていても聞こえてこないのが当たり前
- 聞こえやすい業務無線は簡易無線帯などになります
◎業務無線には交信の多い時間帯がある
- 業務無線は原則24時間運用ですが交信頻度の高い時間帯があります
- 大半の業務無線は平日昼間が中心です
- 警備無線は夜が多い地域が大半です
- タクシーは午前が交信が多い地域もありますが都市部では夜間がにぎわいます
- 簡易無線は地域によっては終日にぎやかです
- 夜間帯は運転代行会社などの交信が聞こえるところもあります
◎予備知識を必ず持っておこう
- 業務無線受信は放送受信と違いいつでも電波が出ているとは限らないので
- たまたま聞こえた周波数がその無線局の周波数だと思いこみがちです
- でも素人の場合間違っている場合も多いのです
- 周波数ステップを自動的に決めてくれる受信機なら最初に入力した周波数が
- 変なものでない限りまともに聞こえてくるものです
- 予備知識がないとUHFで10kHzステップや20kHzという狂った設定で受信しがちです
- これでは無線が聞こえてくるわけはありませんね
- 使うあなたはある程度の予備知識を持っておかなくてはいけないのです
代表的な業務無線の周波数ステップを教えます
30〜50MHz……………5kHzステップ
54.005〜76MHz………15kHzステップ
118〜142MHz……25kHzステップ/AM
142〜147.98MHz…偶数20kHzステップ
148.01〜175MHz…奇数20kHzステップ
156.025〜158MHz…25kHzステップ
220〜380MHz……100kHzステップ/AM
300〜470MHz……12.5kHzステップ
360〜400MHz……6.25kHzステップ
780〜810MHz……125kHzステップ
830〜950MHz……6.25/12.5kHz併用
- 受信機側で事前設定記憶しているものがあります
- しかしそれが正確かどうかが判らないのです
- 受信機設計者の知識不足から実状に沿わない設定がなされていることがあるからです
- ラジオライフの周波数帳やアクションバンドの周波数バイブル2007などの資料を
- 必ず購入して予備知識を持って安心して受信してください
- くどくど言ったのには訳があります……
- 無線局の近くで受信すると不要電波も少し出ていて、そちらを間違えて受信することがあるからです
- また受信機内部での入力オーバーによる回路異常が発生して
- 本来の周波数でないのに信号強度ふり切れで聞こえてくるのです
- それは受信品質などは正確な周波数と変わらないのです
- ですから惑わされてしまうのです
- でも資料があれば、聞こえてきたのが実は受信機の異常現象だと納得できます
- 基本的には聞こえた周波数は疑う、本当の周波数がどこかにあると考えるのが
- 初心者として用心しておくことです
◎聞く環境も重要な要件です
- 都市と過疎地では人口と無線局運用率が違いますから
- 運用率の低い地域では受信チャンスは少なくなります
- 海抜の高いところでは遠くの電波も聞こえますが、低いところだと聞こえにくくなります
- 当然、屋外と室内とでは屋外のほうがよく聞こえますよね
- 室内では窓が少ない場合や小さい場合には聞こえにくくなり
- 窓から離れるにしたがって聞こえにくくなる場合が多いです
◎用語は無理して覚えなくても自然に覚えるから心配しない
- 無線用語や交信中の用語は聞いているうちに理解してくるもの
- どうしても判らない場合のみ無線受信掲示板などで皆に聞くといいでしょう
受信趣味生活が選んだ無線用語解説ページはこちら
◎無線運用の常識は雑誌なども併用して理解する
- ラジオライフ誌やその付録、別冊などを読破することで
- 自然と知識が身に付くことになります
- 雑誌は毎月購入して通年保存してください
◎受信趣味を覚悟したら自宅にもアンテナを立てる
- すぐ飽きることなく長く続ける意気込みなら屋外にアンテナを立てましょう
- アンテナは聞く周波数帯と環境でディスコーンとGPとを選択します
- 価格はアンテナ本体で1万円くらいからのもので大丈夫です
- ただしなるべく同軸ケーブルは太い良質なものを購入しましょう
- 一回買えば数年買い換えなくても劣化しない質のものが結局トクとなります
- 見栄えより性能を重視してください
- 細いほうが取り回しやすいですが電波受信という点では落第点となります
1999/09/01内容一部更新
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2005/10/06修正しました