A:業務無線などは通信のための電波なので強い場合が多く、受信は楽です
Q:盗聴電波受信に関してのヒントはありませんか?
A:基本は4つです
Q:盗聴器の電波はどのくらい飛ぶものなのでしょうか?
A:仕掛けられている部屋から半径10メートル程度がクリアに聞こえる範囲です
Q:盗聴器っていくつくらい仕掛けられているものなのでしょうか?
A:盗聴器の設置数は全く不明です
Q:盗聴器の電波はどのくらい長く発射されているのですか?
A:目的が達成されるまでということですから早ければ数日、長ければ永遠ということですね
Q:見つからないように聞くにはどうしたらいいのですか?
A:ヘッドホン受信し、受信機はポケットにしまいます
ところが盗聴電波はもともと至近距離での受信を目的とした電波なのです
ですから外部から受信機を使ってその電波を聞くための電波ではありません
そのため、かなり弱い電波を受信すると言うことになります
正直言って甘く見てはいけません それ相当の準備が必要です
移動しての受信に際しては
◎アンテナは伸縮式のものがいい
◎移動はなるべくゆっくりとする
◎いかにも聞いていますと言うような行為をしない
盗聴発見のプロ以外では、一部の強い電波たとえばビルの高層階に設置したものなどなら見付けられても、
住宅地の路地の奥の電波はなかなか見付けにくいはずです
弱い盗聴電波までキャッチできるようになるには無線知識も必要になりますから相当な覚悟が必要です
盗聴電波の便乗受信は個人的にはおもしろいですが敷居は高いのです
また自宅に居るままで周波数をスキャンして受信という場合、
たまたま近くで設置されているならともかく
遠距離の電波は高性能のグランドプレーンのようなアンテナを立てないと無理です
窓際に受信機を置いて盗聴器の周波数をスキャンするイージーな方法では
たまたま近くで設置されない限りまず聞こえてこないでしょう
◎屋外に出ての受信でないと無理
◎受信のモードにはこだわらない
◎ぴったり周波数を合わせる必要もない
◎無駄な周波数はスキャンしない
ということです
盗聴電波のような弱いものはたまたま自宅で聞こえるなんて
宝くじに当たるような確率ですから、基本は外へ出て受信することです
受信モードはNFMの方がいいですね,
WFMを勧める人もいますがカブリをひろう強電界地域では逆効果だからです
無線局の少ない田舎町ではWFMで受信もいいかもしれませんが都市部ではNFMをお勧めします
弱い電波の存在をキャッチするにはNFMのほうで受信するほうが楽に探せます
398.605MHzをWFMで合わせられないという話を聞きますが,
もともと盗聴器電波はNFMとWFMの中間くらいの幅の電波です
605ぴったりでなく600でも610でも6125でもちゃんと聞こえますから正確さを求める必要はありません
また設置が素人なら市販のものを使うことが大半でしょう……ということは
市販の製品の周波数だけスキャンすれば大半は間に合うと言うことですね
広帯域受信機などには周波数がたくさんメモリされていますが
それらの周波数は大半がカブリやイメージ、高調波、相互変調波などの誤認受信を
素人受信のために真に受けて報告したのが雑誌で一人歩きしたものをメーカーが採用したのが真相です
電源電圧の変化で周波数のドリフトという移動があるにせよ
市販基本周波数の上下わずかな変化の中に収まるものです
それ以外のかけ離れた周波数は信用おけない情報に基づくもので,
受信の専門家が報告したものでない場合、間違いが伴います
私が某無線雑誌で周波数報告担当を長期間携わって来た経験から言えます
毎月来る受信報告ハガキの中には素人らしい間違いだらけのものが混じっています
そこで誌面で訂正のアドバイスをしたり正しい周波数を指摘したりしてスキルアップにつとめてきた自負があります
ですから盗聴電波の受信には素人はまず市販品の周波数さえしっかりスキャンしていれば間違いありません
ただし高層階の窓際ならもっと遠くまで届きます
その程度の到達範囲ですから路地の奥のアパートなどは歩いて探さないと自動車ではまず見付けられませんね
全国的に毎日増減しているはずです
目的があって設置するものは目的が達成されれば外すものだからです
電源が常時供給されるタイプのものは
停電しない限り電波を毎日垂れ流し続けているわけです
電池タイプは電池が持つ数日というところです
入れ替えていれば何日も聞こえているでしょう
待ち合わせしているようなそぶりをしたりします
2人なら片方が離れたり近づいたりを繰り返し
立っているほうが待ち合わせているというように見えるように工夫します
一人ならつえをついて歩くなどして止まらないこと
盗聴器を仕掛けた人間は近くで監視していたり神経質になっていることから
目立つ行動を取ることは控えたほうがいいでしょう